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野生動物生態学研究室
(風間ゼミ)

#野生動物の生態を知り、人のあり方を考える

野外に出て鳥類や哺乳類などの野生動物を調査し、その生態を解明しています。野生動物と人とが調和する持続可能な社会の構築について考えます。

研究について

とこ祭: まず、研究内容についてお伺いします。大まかに研究内容はどのようなものなのでしょうか?

先生: 野生動物研究ゼミという名前の通りなのですけれども、野生動物の生態を理解する解明するっていうのが大きな目的の一つです。ここが人間科学部ですので、その中での位置づけというところでは野生動物と人間との関わりについても研究しています。例えば、今いろいろ獣害の問題や、あるいは人間のせいで数を減らしている動物がいると思うのですけど、そういった動物を管理したりですとか、適切に保全したりして、それで絶滅させないようにするにはどうしたらいいかというようなことを考えていくというのが、主な研究内容になります。

とこ祭: どのような動物を対象としているのでしょうか?

先生: 主に鳥が私の専門なのですけど、その中でも海鳥と言われるようなカモメだとか、鵜とか、海にいる鳥ですね。主に北海道がメインのフィールドになっていまして、そこで海鳥を中心に研究しています。あとは近場で、モグラですとかコウモリ、あとネズミ類といったような所沢の近郊にも生息するような小型の哺乳類ですね、それが主な研究対象になります。

とこ祭: 学生の御三方はどのような研究を行なっているのでしょうか?

学生A: 私の研究は北海道利尻島で海鳥の巣に含まれているプラスチックゴミ、いわゆる人が出したゴミが、海鳥にどういった影響を与えているのか、というような研究をしています。

学生B: 私も利尻島でウミネコ(カモメの一種)の研究をしているのですけれど、GPSをつけて、実際どこで餌を食べて、どういう行動をしているのかを主に調べています。

学生C: 僕は北海道ちょっと離れている枝幸町っていうところで、人間の保護で数が増えたオジロワシがウミネコの繁殖に対しどういう影響を与えているかを研究しています。

とこ祭: 研究を行なっている中ならではの面白さはありますか?

先生: 自分で売り込むのもあれなのですけど(笑)、人間科学部の中でのこの研究室の特色としては、可能な限り長い期間、数週間から人によっては数ヶ月間を野外で現地に行って滞在する。そして、例えば卵が生まれてから孵るまでとか、研究対象の動物にずっと寄り添っている。かなり近いところから実際に動物を見て、データを取るというのがすごく特徴的で、そこが一つの売り。そういうところに興味ある人はもうすごく楽しい研究室じゃないかなと思いますね。

学生A: フィールドワークに行って、自分が思っていたことじゃないことを動物がしていたり、それまでわからなかったことがわかるっていうのは面白いところだと感じています。

学生B: ここの研究室じゃないとできない経験いっぱいあるかなっていうふうに思っています。普段普通に生活している中では行かないようなところに行って、調査するので、そういった意味では、他の研究室ではできない経験ができるかなというふうには思っています。多分東京の近郊の他の大学とかも含めて、ゼミに入ってもなかなかこういう経験、例えばカモメの中に突っ込んでカモメを捕獲したり、ひなが孵って巣立つまでをずっと見続けるみたいなことはなかなかできないことだと思うので、そういった点はこのゼミの良いところというふうに思います。

学生C: 本当に皆さんが言ったようにもう絶対に経験できないことが経験できますし、本当に素直に感動することが多くて、フィールドに出ないとわからないようなことがかなりある。本当に大変だったり自然が相手でうまくいかないことも結構多くて大変なのですけども、それでも、変えがたい(ほどの価値のある)環境だったり、ありえないような体験ができるのが、やっぱり魅力なのかなというふうに感じます。

とこ祭: 研究内容について何かもう少し補足することはありますか?

先生: 北海道の利尻島に家を持っていまして、ここを研究拠点として皆さん滞在できるようになっています。みんなで共同生活して調査をするようなことをやっています。さっき「カモメの中に突っ込んで」ってお話していましたけど、こういうカモメがたくさんいる中に入っていって、こうやって(写真1)親鳥とヒナの調査をしてですね、実際ヒナを手に取って体重を測るだとかの調査をしています。カヤックで海に漕ぎ出すなどアウトドアアクティビティみたいな感じで楽しくやることもありますし、巣の中にゴミがどれだけ入っているかを調査するために岩に登って、断崖絶壁で調査をしたりもしています。

先生: あと、北海道以外ですと、千葉県の銚子ですとかで洋上風力発電が海鳥にどんな影響を及ぼすかを評価するための研究をやっていたりしました。あと、これは近郊の話ですけど、所沢キャンパスの中でも結構動物がいるのですけど、それも対象に研究したりしています。カメラを仕掛けて、ネズミとかアナグマやタヌキとネコが睨み合うシーンが撮れたりします。あとはモグラの調査で、罠を仕掛けて捕獲したり、モグラを取る罠にネズミがかかったりして、そういうのも研究対象にしています。

とこ祭: 他大学との関わりもあるのでしょうか?

先生: ありますね。共同研究もたくさんやっています。例えば彼(学生A)がやっている研究に関連して、カモメが海洋汚染の影響をどれくらい被っているかっていうのが国際的な問題に今なっているのですけど、イギリスやスコットランドの研究者と一緒に共同研究をやっていたりもします。風力発電の方でも、欧州の大学のほか、国内の電力関係の研究所や大学いくつかと、例えば北海道大学とか、あと新潟大学とかそういうところと共同でやっています。ネズミの調査なんかは日本獣医生命科学大の先生とコラボしてやっていますね。学生さんもちょっとそっちの研究室に出入りさせてもらっています。

ゼミの雰囲気について

とこ祭: 研究室の雰囲気はどのような感じでしょうか?

先生: 単刀直入に言うと、結構いわゆる「ガチゼミ」であり、すごくみんなが一生懸命やっている方にはなると思います。学生さんあとで本音を言ってもらいますけど、楽ではないとは思いますね。結構研究熱心にやってもらっている人が多いですし、大学院の進学してくれる方が結構多いので。どうしても研究を本気でみんなやる人が集まってくる。どうですか(笑)?実際の学生さんの率直な感想でいいですから、どうぞ(笑)。

学生A: 先生の印象としては本当に研究に全てを捧げている人という印象があります。実際、研究計画であったり、進捗報告であったりゼミでよくやるのですけど、そういう中でもかなり痛いところを突かれたり、(先生に言われて)黙ってしまうようなことが多かったりして(笑)、実際結構怖いところはあるのですけど(笑)、ゼミ自体はそうやって先生が本気でされているから、こっちも本気でやろうっていう風にもなります。尊敬しつつも怖いところもあってってという印象ですね。

学生B: 言いにくいのですけれどもやっぱりその厳しい部分は結構あって、フィールドに入る前とか、すごいいろいろご指摘をいただきながら、つらいなと思いながらやっていた。ですけど、実際調査やってみると、そのときに先生から指摘されてなかったら、これ絶対困ったのだろうなっていうことだらけで、実際調査やるって上で必要な部分はちゃんと言ってくれています。厳しく必要なことは必ずご指摘いただける先生だなという風に思っています。

学生C: そうですね。基本的には厳しく指導いただいていて、慣れないとちょっとびっくりするのかなっていう感じはします。ただ、でもオンラインで飲み会があったりするときはもう全然怖くないし、ギャップにびっくりしたぐらい優しいので、結構バランスの取れた方で切り替えがすごいというふうに僕は思っています。

先生: なんか申し訳ないなと思いますけど(笑)、でも厳しくするのは、単に研究を高いレベルでやりたいというよりかは、本気でやってくれているのに応えたいなっていう期待の裏返しもあります。あと誰か言っていましたけど、私たちは動物を相手にすることがちょっと他の研究室と違うところです。調査っていうのは最終的には動物の保全につながるようにと思ってやっているのですけど、写真でお見せしたみたいに、繁殖地に入っていくと、(海鳥は)人間怖がって飛んだりはするわけですから、つまり何もやらなくていいのであればやらない方がいいのですよね。調査で新しいことがわかってそれが保全策に繋がるって信じて僕らやるわけですけど、いい加減な気持ちでやったりとか、事前の準備がもう90%(100%ではない)とかだったら絶対失敗するわけですよ。そうなればただ動物に無駄な負担を強いているだけになります。最初はわからないと思うので、(私の本気度合いに)びっくりしたと思うのですけど、(研究室配属前までの人生では)何かそこまで要求されることってなかったと思います。だけど1回フィールド行ってみると「なるほどこういうことか」って、わかっていただけると思います。そういうところを伝えたくてやっているので(学生さんがそれを理解してくれているようで)その点はいいなと思います。

とこ祭: ゼミ生同士の雰囲気はいかがでしょうか?

学生C: この厳しいゼミだからこそ団結力というか、それこそ本当にフィールドで長い人は3ヶ月とか4ヶ月とか一緒に過ごしたりもするので、変な話本当に仲良くならざるを得ないという環境にあります(笑)。

学生B: 本当にそうですね。わからないことを何か先生に直接聞く前に、先輩を通すとわかるようなこともあるので、先輩に聞くとかはもう当然のことですし、フィールドでは明日何をするかっていう計画だったりを一晩中ずっと打ち合わせをしたりするので、協力してっていうことが多いのかなというふうに思います。

学生A: やっぱりコロナの影響で最初の方は(交流が)少なかったのですけど、調査に出られるようになってからは本当に一緒に生活をして、一緒に調査もやって、一緒にご飯を食べて、一緒に早起きして頑張る、みたいなこと3ヶ月とかをやっていく中で、戦友的な感じになっていくというか、仲良くというよりかは、繋がっていく感じでしたね。さっき先生から、所沢のカメラのご説明あったのですけど、そういった調査で定期的に夏休みとかも集まっている人たちもいますし、夏休みの間でも、実験室行けば誰か調査やっているみたいな感じで、メンバー同士、いろいろアドバイスもらいながら、仲良くというよりかは切磋琢磨やっているっていう感じはしています。

とこ祭: Aさんは、ゼミ1期生なのですよね。

学生A 1期生は、最初わからないところから始まったので、結構仲が良い部分は多いなと思いますすね。ただ仲良いだけじゃなくて、フィールドや研究の話をするときはピリッとした雰囲気で、本気でお互いのわからなかったところをちゃんと遠慮せずに言い合えるような、そういう感じの仲の良さがあります。ゼミの雰囲気も授業中はかなりピリッとして雰囲気で、それ以外では普通に仲間としての仲の良さみたいなのもある研究室というイメージがあります。

とこ祭 普段のゼミでは、どのようなことをやってらっしゃるのでしょうか?

先生: 普段は全学年で集まって、基本的には自分の研究の進捗を発表してもらうことが多いです。年度の初めの方はみんなで英語の論文を読んで、専門知識を身に付けるっていうこともやります。秋学期はみんなそれぞれの研究がかなり進んできているので、ほとんどはもう研究の進捗について発表して、それについて全員が一言ずつは必ず発言するような雰囲気です。だからさっき先生が怖いって言っていましたけど、学生同士もきちんと本音で、特に科学的にやっぱり大事な部分というのは遠慮なく、グイグイ突っ込んでいます。多分他の研究室の学生さんから見ると、うちの学生はみんな指摘が鋭い、と思われていると思うのです。僕、それはすごくいいことだと思っていて、その時(ゼミ)はきちんとお互いに疑問に思っていた点とかも指摘し合って、高め合っていく。ゼミが終わればプライベートは、全然そういうのではなく仲良く和気あいあいとしているっていう。私が早稲田に着任したのは2年前からですけど、(Aさんたちは)1期生っていうのもあり、本当に戦友みたいな感じで雰囲気をみんなで作っていくっていうのがあって、彼らは卒業した後もずっと仲良く繋がっているそうなので。それは本当に良かったなと。

学生C: そうですね。先生がおっしゃっていただいた通り、本当にレベルは高くて、ビシバシくるので、結局大変な部分はありますけど。でも本当に討論を終わった後は不思議な感じで、何か殴り合ったみたいな感じで、すっきり引きずらないでプライベートは全く関係ないので、最初は慣れないからすごく不思議に見えました。どうせいつか突っ込まれるので、早めにみんなどんどん突っ込んでくれて、自分の研究が高いレベルになっていくっていうのは結構快感な部分もあるので、すごくいい雰囲気なのかなっていうふうに僕個人としては思っています。

とこ祭: 普段のゼミについて今お伺いさせていただいたのですけど、少し戻ってフィールドワークの場所は具体的にはどこがありますか?

先生: 利尻島に私の家があってそこを拠点になっているのですけど、今日でいうと彼(Bさん)は同じく北海道の北の方にある枝幸町でその2拠点が一番メインです。それ以外は例えばツシマヤマネコの研究をしている学生さんがいて、対馬でもやっていますし、あと銚子だとか、所沢キャンパスの周辺などですね。フィールドとしてはそんなところですけど、基本的に学生さんがこれをやりたいっていうテーマがあれば、基本的にはよっぽど難しいところじゃない限りは、できるようにアレンジしますね。あとそうですね。あの合宿の話で言うと、(コロナ前の2019年には)北海道の利尻にみんなで行きましたね。冬に雪がすごくたくさん降っている中で、カモメを調査して、それはそれで楽しかったのですけど、それよりは、やっぱりそんな北海道の真冬の北海道に行くってことはなかなかみんななかったし、野生のアザラシがいたりして、そういうところはやっぱりみんな楽しかったって言ってくれてくれましたね。

学生A: 自分はいろんな調査に結構同行させていただいていて、中でも一番やっぱり印象に残っているのは利尻島です。初めて行ったときは、合宿のときだったのですけど、カモメの調査でしたけど、みんなで行ってそういう調査に触れるっていうのが楽しかった思い出がありますね。ゼミ合宿は普段埼玉県で海がないので、そういう、野生の海洋生物を始めてみるのは楽しかったですね。あとは調査以外だと、(コロナ前は)夜でもメンバーで集まってワイワイとずっと飲み食いしながらっていうのは楽しかったですよ。

とこ祭: 現在はコロナ禍で合宿は難しいと思いますけど、個人個人で調査は行っているのでしょうか?

先生: 調査はやりました。大学にいろいろと特別に許可をもらったり、感染予防策とかで工夫が必要なのですけど、なんとか皆さんの卒論とか修論の研究が今年はできました。

とこ祭: 頻繁に行っている感じですか?

先生: もちろん通常通りとはいかないのですけど、大学の方も(学修の機会が損なわれないよう)配慮してくれたので今年はそれなりに皆さん十分にできたと思います。

ゼミに興味がある学生に向けて

とこ祭: 1、2年生のゼミに興味がある学生さんに向けての質問をしたいなと思います。まず、学生のお三方が、どのような経緯でこのゼミに入ったかを教えていただいてもいいでしょうか?

学生A: そうですね。自分は入学したときから、動物の研究をしようと思っていて、でも元々いた三浦(慎吾)先生の研究室が、定年なされるってことで、代わりに来られた風間先生の研究室に「動物やりたい」っていうので、入ろうと思いました。

学生B: 僕も同じような感じで、大学入る前に環境問題とかそういったテーマで勉強したいなっていうふうに思って入ったのですけど、大学1年生で三浦先生がまさかの定年されるという事態が起こって、どうしようかなって思ったら、風間先生が新しく入ってくるっていうことで。実際振り返ってみると、最初に環境問題に興味を持ったきっかけが、鳥の保全とかそういうテーマの文脈だったので、これは何かそういう縁があるのかなと思い、この研究室を選んだっていう形ですね。

学生C: はい。僕はそうですね、僕は田舎の出身ってこともあって、小さいときから生き物が好きだったのですけど、なんかいろいろあって文系に進んでしまいました。そして、大学で何か勉強したいものがあるかなって考えたときに、もう1回やっぱり一番勉強したいなと思って。文系でも生き物が勉強できる学部があるってことでここに入ったので、「もう生き物しかない」っていう感じでゼミを選びました。

とこ祭: 元々文系だったのですね。御三方のように生き物が好きで、風間ゼミを強く志望される学生がやはり多いのでしょうか?

先生: そうですね。今日ここにいる皆さんは大学院進学志望で、かなり最初からモチベーション高くて、動物をやるためにこの学部に来たっていうような方なのですけど、もちろん全員がそうじゃなくて授業を受ける中で全然違う興味だったけれど、こっちに来てくれたっていう人もいます。そういう人もでも、いい卒論やって、卒論1年間やったらすごくハマっちゃって修士に行くっていう人もいますし、就職活動と並行しながら卒論も一生懸命工夫してやった人もいます。就職先も皆さん立派(各分野における最大規模の企業や国家公務員など)で、研究と就職活動を両立してくれるというか、どっちも一生懸命やってくれている。幸いそういう学生さんがたくさん来てくれていますね。

とこ祭: 学生のお三方からみて、実際ゼミに入ってみてよかった点はありますか?

学生A: 人間科学部に入って1年生2年生って経験すると、高校の授業みたいに試験前にそれっぽく勉強して全然単位を取れるし、っていう感じで来て、そのまま大学4年生までいても、例えば就活のときに「専門はこれです!」みたいに言えないだろうなって思って大学院にいこうかなって思った。ですけど、実際卒論書き始めると、全然そんなことなくて、研究室だと、(学部生でも)しっかり専門性求められるし、専門的な会話がなされるのでこっちも知ってないと駄目だなっていうので、さらに勉強するっていう感じになって。そういった意味で、この研究室は特定の分野の専門性をつけていきたいって思う人にとっては良いのかなと思っています。

学生C: そうですね。入ってよかったっていうはもう本当全く一緒で、こんなに全力になることはここまでの人生では全くなかったので、こんなに集中して、こんなに全力で、それでも上手くいかないっていうことは、なかなかないので、そういうのを経験できるのが、すごく良いかなと思います。文系で多分理系の方と比べたら最初の基礎知識が足りてなかったと思うのですけど、でも別にそこに関してすごく困ったとかはなくて、普通に教えてもらえるし、積極的に聞いていけば自分で得られる情報が多いので、そういう姿勢が身につけられるのもいいのかなと思いました。データとか欲しい情報を、全部他人に頼るわけじゃなく、自分でどんどん積極的に動いていくような姿勢が必要ですし、それが身につくのが良い点かなというふうに思います。

とこ祭: このような学生にゼミに入ってほしいというのは先生からありますか?

先生: 今のこのお三方みたいに最初からモチベーション高い方はもちろん大歓迎ですし、そうじゃない方も歓迎します。実際ゼミ配属のときって、皆さん「最初から動物好きな学生しか駄目なのですよね」って言われることも多いのですけど、私としては全然そんなことはありません。確かに「楽をして卒業したい」っていう人には向かないと思います。だけど、さっきBさんもおっしゃっていたように「これをやった!」って卒業したときに自信持って言えるような体験ができる。動物に興味があり生物学や生態学の専門知識が豊富な人はもちろん有利ですが、(そうでなくとも)本当に本気でやって「1年間、とにかく自分はこれをやって卒業したんだ」って一生自信持って言えるようなことは絶対できるので、少しでもそういうことを経験してみたいな、どうせ卒論書くのだったら本気で一生懸命やりたいなっていう人には、すごく向いていると思います。ですので、最初から動物好きだとかそういう人じゃなくても、かけがえのない経験をしてみたいという人には、ぜひ来ていただきたいなと思います。

とこ祭 1年生がこれからゼミに入るまでに学んでおくべきことはありますか?

先生 そうですね。特にまず指定科目とか推奨科目の通り、生態学の分野とか、生物学の基本的な部分っていうのは、科目としてありますので、それはやっておいてほしいなというのはありますね。あとは本当に高度な鳥の専門知識とかは入ってからになりますので、基本的な指定科目推奨科目のところをしっかりと意識してやっていただければ。

とこ祭: 文系でも大丈夫なのですよね。

先生: はい。Bさんが文系だって僕も知らなかったぐらい(笑)。もちろん研究自体は理系の分野ですので、必要な知識は配属後に学ぶ必要がありますが、(文系の学生さんでも理系と)遜色ないというか、すごい優秀ですよ皆さん。

とこ祭: 2年生は、これから秋にゼミ選択の時期に入ってくると思うのですけども、風間ゼミに興味のあるひとはどうすれば良いでしょうか?

先生: そうですね。研究室説明会がもうすぐありますので、近々案内が出ると思いますし、それ以外にも、ゼミは今オンラインで全部やっていますけれども、それはもう完全オープンなので連絡いただければ、誰が出てもいいようになっています。その都度アドレスもお知らせしますから、個別にアポを取っていただければいつでも対応します。

とこ祭: 記事を読んでくださる方に一言ずついただけますか?

学生A: 人間科学部の学費って学部では上から2番目(?)だったので、せっかくそれだけ高い授業料払っているのだから卒業したら、卒業したっていうだけでなくて、何か自分のためになるような、そういう経験ができるようなゼミを選んだらよいと思う。そういった意味では、うちのゼミはいいゼミだと思うので、ぜひ説明会きてください。

学生B: 少しでも動物であったり自然に興味ある人がいたら、ぜひうちの研究室に来れば本当に浸るぐらい勉強できると思うので、ぜひ興味あったら覗きに来てくださいっていう感じですかね。

学生C: フィールド活動をメインにもう絶対にできない、一生かけてもできないようなことができるので、本当にちょっとでも興味ある方は来てほしいし、期待を裏切らないような設備だったり先生だったり先輩がいますんで、どんどんチャレンジしてほしいなっていうふうに思います。

先生: 研究室のアピールとしては皆さん言ってくれた通りです。皆さんとちょっと違う視点だと、動物を専門でもちろんやっているのですけど、動物のことだけがわかるのではなくて、理系的考え方といいますか、科学的にきちんとデータを積み上げて、エビデンスベースで客観的に物事を述べるとか、あるいは論理的にものを考えるとか、そういうところもすごく身につくと思います。私のゼミに所属すれば、1年間でそういうところもかなり伸ばせると思いますので、もし来たい方いたら、ぜひよろしくお願いします。