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林研究室
(運動生理学)

#積極的な参加で,自分を社会をよくしよう。

今年度開講された新しいゼミです。社会でも使える研究スキルの基礎を習得するため,運動生理学を題材に,実験・解析を通してアカデミックスキルを身に着けます。

ゼミの研究内容

所祭委員:林先生はどのような研究を行なっているのでしょうか。

林先生: いくつかのテーマをこれまで扱ってきました。例えば、咀嚼運動がエネルギー消費に与える影響です。よく噛めば噛むほど、食後のエネルギー消費が増加することが解明しました。他にも、視覚についての研究も行なってきました。運動することで静止視力や動体視力がどのように変化するのか、あるいはマッサージをした後の視力変化などです。実際に、マッサージをした後に視力が上がることがわかりました。最近では、眼底血流の研究を行なっています。運動すると、網脈の裏側の血流が増加することがわかり、これは今まで行われたことのない実験・研究でした。また、心理学に近いような分野の研究も行なっていました。例えば、美味しいものを食べると瞼の血流が良くなることを解明しました。これをスポーツの分野でも応用できないかなんて思っています。

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研究室について

所祭委員:なるほど。先生のゼミにはどれくらいの方が所属しているのでしょうか。

林先生: 今年度開設したゼミなので、現在は2年生2人です。スポーツ科学部では2年生の秋期からゼミに所属するんですよね。だから2人ともまだ研究テーマは決まっていないです。

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所祭委員: 人間科学部も含め、多くの学部は3年生からゼミに所属するので驚きです。
では、林先生はどのような学生にゼミに入ってほしいとお考えでしょうか。

林先生: できれば、運動生理学に興味のある学生がいいですね。また、大学で習得すべきアカデミックスキルを身につけたい学生にもぜひゼミに入ってほしいです。このようなスキルは社会に出ても必ず役に立つものですよね。それを身につけるために運動生理学を教材にしている面もあります。それから、スポーツが好きだったり、興味があるという学生はもちろんですが、そうではなくて実はあまり好きではないんだという学生も歓迎します。というのも、スポーツに肯定的な考えを持つ人だけでは、学びに刺激がないと思うからです。

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所祭委員: ゼミに所属する前に学生に経験しておいてほしいことなどありますか。

林先生: 好き嫌いなく、幅広く学んでほしいとは思います。例えば、軽い物理学とか暗記ものとかもすぐに諦めるのではなくて、まずは挑戦してみることを意識してほしいです。その他ゼミに入る前に特別学んでおいてほしいことはないですね。

最後に

所祭委員:なるほど、ありがとうございます。最後に、1,2年生に向けて一言お願いします。

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林先生: オリンピック・パラリンピックの開催もあって、ここ最近スポーツの価値について問われることが多々ありました。スポーツ科学部に入学した皆さんはスポーツに興味がある人が多いかと思いますが、今一度大学生活の中でスポーツの価値について考えてみてほしいです。なんで自分はスポーツを好きになったのかとか、どの部分に価値があるのだろうかとか。これから先、スポーツに対して自分とは異なった考えを持つ人にもたくさん出会うと思います。時にはスポーツに対して批判的な意見を持つ人もいるでしょう。その時にうまく対処するには、スポーツの価値について深く、また批判的に考えた経験が不可欠です。
早稲田大学には全国の地域から学生が集まっています。他の学部生とも交流を持つことができますし、自分の学ぶ学問や価値観を相対化して批判的に考えるには、とても良い環境です。そこが早稲田大学の1つの強みだと思っています。